Notae ad Quartodecimani

情報や資料のノートの蓄積

Ό θηριον εκον 'επτα κεφαλος

.(リンク・紹介等不可)

 

 

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北王の唱導で設立される世界連合的権力の集合体 

聖徒の活動と同じ時期に設立される

軍事的色彩が強く、国家間で強制力を持つ

頭が七つあるところから分裂要素を孕んでいる

聖徒攻撃の実行役を果たす

北王は聖徒からの裏切りを奨励し、『違背』を存立させる

(不法の人の登場?)

この過程で非宗教な北王は「異国の神々」バビロンと組む

脱落聖徒への庇護と聖徒密告の奨励

内部で疑心暗鬼に陥る聖徒の集団

信徒は真正な聖徒を支える

(この件について権力を用い法令によって難儀をもたらす)

獣の存続期間は聖徒活動の期間と同じ(半週:3.5年)

(但し具体的年度年数は不明)

バビロンは聖徒攻撃を諸国に慫慂

北王の存続中に獣の聖徒攻撃があり、聖徒の清めが完了

最後に強烈な異兆が示されるが情報は統制される

全聖徒招集により天の王国の権威が立てられる

シオンの顕在化と激増(神民化)

シオンへの保護期間の終了

シオン第一の危機(恐れるな、終局ではない)

南王が北王と開戦し獣は北王の崩壊で存在理由を失い一時解消

獣の十本の角だけは分散存続する

南王の唯一覇権

第一の獣に十本の角を再編成させ獣に宗教性を付与する

南王の(主導による)反キリストの顕在化

反キリストを利用した宗教合同で究極的偶像崇拝が推奨される

この前後で世界的平和の認識の広まりと宣言の発布

獣崇拝の法制化と不同調者への差別、弾圧

シオンへの十本の角の攻撃が周知される

バビロンの処刑と滅亡

シオン第二の危機

臨在の顕現による獣と反キリストの終焉

諸国の権力は溶解し無法の世界で地の業(人の罪)が暴露される

 

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・可能性として

おそらく国連のような既存の組織の旧弊と機能不全が憂慮される

新たな組織「獣」設立の趣旨は「世界平和」だが、実質的には真逆

 

七は世界覇権列に在ることの、十は諸国家権力の糾合の十全さの象徴か

北王の独裁国家思想から聖霊の言葉に抗って聖徒迫害と誘惑が起こされる

聖徒内部で裏切りと密告が横行(忠節と不忠節の敵対と憎悪)

バビロンは本来敵であるべき北王に世界的聖徒攻撃を慫慂

北王に使役される仕方で獣が各地の聖徒を捕縛、監禁、(北へ)護送、処刑

 十本の角がその実行役と思われる

シオンは聖徒を陰に陽に擁護

「獣」の存在で、覇権国家間は一時の平衡が保たれるものの対立は深まる

(獣の存在に南王は不満があるが、それは非民主性と非宗教性に起因か?)

南王の先制攻撃から北王は逆襲して深く侵攻する(戦争とその噂)

北王の勢いにより南王に近い同盟国家も一部離反

 無神論的北王は侵攻中シオン恫喝を行うまでは存続する

 (南北の争いと聖徒の滅びが何かで関係しているらしい)

聖徒の滅びによる日毎の犠牲による崇拝の終り

天界での第一の復活

聖徒の残りの者の天への召し

 『三日半』後の聖徒消滅と脱落者の地上残置

 『偽預言者』『マゴグ』の顕在化

 第七のラッパによりミュステリオーンが終了

 シオンへの保護期間が終わる

この頃から増強されたシオンによる騎兵隊の攻撃の始まり

シオンに聖徒ではない七人、八人のナシームが興される(エリヤキム?)

北王によるシオン恫喝 シオン一度目の危機

突然に北王は権力を維持できない障害に面して同盟助力する国家無し

 象徴的アッシリア軍の壊滅(国家はおそらく五つほどに分裂)

北王の崩壊でこの獣も分裂し機能を失い解消する

基督教主義の南王の唯一覇権の獲得と平和宣言

南王はこの獣を復活させるが『不法の人』を関連付け十本の角を集める

 「七から出て、自身は八人目」とはこの意か?

  それなら第八覇権は単に南王を指さず

  一丸となってメシアに抗う世界権力の集合とも

  現国連との関係は不明

  但し、南王であれば現組織を再編させる可能性高し

(国連のハマーショルド的再編?基督教主義の害悪)

『不法の人』を三大一神教に権威付け、獣に属した十本の角を再結集させる

(マシアッハ地上再臨主張、三位一体説により神とも称される)

イスラエル南方高所に第三ベイトエルを建立させ「背教」が隆盛を迎える

(おそらくシオンではない場所で「新エルサレム」を称するか?)

三大一神教を中心に宗教野合による新統合一神教を興し、権力を随伴させる

十本の角を再結集し実質的に獣は宗教性を帯びた政教偶像とされる

民主主義と宗教野合による世界平和を唱え、却って政教独裁を招く

新宗教666への強制と法制化で政教一体化の加速

(旧宗教の信者は内心では棄教し、大河の水が引く)

シオンと世の対立の激化(騎兵隊の効果)

これまでに子羊の結婚があり12部族と祭司団24組が揃う

聖徒召集以降、世には七つの怒りの鉢の凶兆が随時展開する

世はシオン攻撃の準備を公言し、十本の角の権力を糾合 

(その間内密にバビロン急襲を画策)

シオン攻撃の直前にバビロンが突然に滅亡

 (エフーの策略とイゼベルの失墜)

関係者(フェニキア商人)の密かな嘆き

獣の像に指嗾された十本の角によるシオン攻撃

シオン第二目の危機

シオンに王が立つ (聖徒のイスラエルはギデオン救出に進軍)

『異邦人の時』が終りメシアの王権が立つ

以下、四騎士の進軍によるこの世のカタストロフェー

・対型的エホシャファト王の勝利

 (夕暮れに陽が射してくる驚異の日の到来)

・諸権力の同士打ち

・経済活動の停止と食糧不足

・最終的で選択的疫病

 (奥の間で扉を閉じよ)

人間の『罪』の相貌、『地の業』が暴露される

 この間も悔悟者に救いあり(異邦人の中庭に制限なし)

ハデスと獣による遺体処理(実態はゲヘナの処置)

象徴的「ベラカの谷」の故事の再現

体系的スッコートの祭りへ

エルサレムの象徴的降下

 

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セナケリブの故事からすれば、シオンがエルサレムであれば、聖徒はラキシュのような順にある。

そうなると聖徒は北王の存続する間中迫害を受け続けることになり、これはDan7:25とも合致する

であれば、シオン第一の危機は聖徒の最終迫害に伴って惹起されることになり、三時半の終わりの見極めは地上ではかなり難しいらしい。その三時半の終わり頃は信徒と聖徒も同じ危険に曝されることも有り得るのでは。

(時と法を変えるというのは、新しい契約の満了する残り半週のことを指し、王国の設立を阻害することにあるらしい)

ということは、聖徒を葬るのが第一獣の役割であれば、獣はどのような状態であれ、南北の戦いの終わりまで存続していなければならない。ただ、どちらの側に着くかは分からない。十本の角は北王の終わりを眺めはしても助けはしないらしい。それが、北王に寝返った親南のいくつかの諸国も、北王の突然の崩壊は予測できないらしい。あるいは、とりあえず北を恐れて様子見に入ったか。

そこでやはり、第一獣の終わりは北王の権力喪失に伴うのであって、南の王の開戦が招くものとは言い難い。

(そのため、羊獣が第一獣の像を作るのは残存移行的に素早いともいえる)

 

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以下推量(当てにならず)

おそらく「2300の夕と朝」は、聖徒の常供の犠牲が絶えてから、天界の王国での祭祀の開始までを言うように読める。『夕と朝』と言うように、これは日数を指すと思われ、1260とは別のものではないかと現時点では思われる。

また『常供の犠牲が除かれ、荒らす憎むべきものが置かれてから1290日』とは、上記の理解でゆくと、聖徒の行動期間1260日の延長ではなく、祭祀の空白期間を指すのではないか、この数字ゆくと3年7カ月に相当する。但し、正確に日毎の祭祀が中断することと荒憎者が置かれることが同時であるか、どちらの後先も分からない。

それに続いて12章で記される『1335日』は、『待ち続けて・・幸いな者』とあるので、これを聖徒に当てはめるなら、1260日の延長にあると思われ、聖徒の滅びから後75日(2カ月半)に至ることで、キリストと十二使徒の査察を受け天界の召集が完了し、または『十二部族』が確定したことを言うか、新しいエルサレムを構成する『石』となったことを言うのかも知れない。順番からすると『神の怒りの七つの鉢』から災いが注がれるのはその後ということになりそうではある。

また、信徒に適用すると、聖徒の活動の終り(常供の犠牲が絶えて)から二カ月半で何等かの解放があることになるが、それでゆくと野獣崇拝で背教が興隆し、騎兵隊が活動するにしてはあまりにも短すぎる。ダニエル書の性質からしても『汝の民』イスラエルを、つまり聖徒について『幸いな者』という蓋然性はかなり高い。

 

聖徒の活動期1260日

1260日+3日半* 残りの聖徒の召天

1260日+75日 聖徒の幸い(確定?) 天に全聖徒が揃ってから69日後(1335日)

(以後『七つの鉢』の災い有り)

祭祀の空白期間2300日

*但し、「3日半」が象徴の意味でないならば

 

 

聖徒の活動期から祭祀の回復までを加算すると3560日となり、118ケ月と20日ということにはなる。つまり9年10カ月と20日

もし仮に『夕と朝』を個別に云っているとして合計が2410日であれば、80カ月と10日、つまり6年8カ月と10日 この年月でもそれほど窮屈な期間ではない。

では、ダニエルに語られた意義は何か?誰に知らせているのか?また何者かの誤解を誘おうとしているのか?

その可能性もかなり高い。なぜなら祭祀の復興について語っているので、不法の人の根拠づけのために記されているかも知れない。そこで3年2カ月の差によって偽キリストが栄えるとすれば、期間としては長すぎず短すぎもしないとはいえる。

あるいは『夕と朝』という言い回しを使ったのはそのためか?

だが、これらは実際にその時を迎えてみないと分かりそうにない。そう解釈するかどうかは偽キリスト側の判断による。

 

 

付随して

聖徒を四方の風から集めるとは、残りの者を言うかどうか?

記される黙示7章からすると死者の復活を含めているように読める

それを支持するのが印をつけられ14万4千人がイスラエルとして登録され

その後に対型のスッコートが描かれ、数の不定な群衆が存在する