Notae ad Quartodecimani

情報や資料のノートの蓄積

脱落聖徒の予型と象徴

・アベルを殺害したカイン ・堕天使である悪霊 ・長子でありながら相続物を軽視したエサウ ・コラによるモーセへの挑戦 ・イスラエルの最後部を襲うアマレク ・欲得で預言し堕落を画策したバラム ・独自の崇拝を始め隠棲したダン部族 ・預言者を騙す預言者 …

聖徒の予型と象徴

・天幕住まいの族長 ・『地のすべての氏族の祝福となる』アブラハムの裔 ・ヤコブの家 ・災いを下すモーセとアロン ・出エジプトで子羊の贖いにより買い取られたレヴィ族 ・アロンとその子孫 ・律法契約が目指した『祭司の王国、聖なる国民』 ・律法の祭司制…

聖徒が受ける栄誉

聖徒が受ける栄誉 ・アブラハム遺産の相続 アブラハムの子孫により『地のすべての民族が自らを祝福する』との約束を受け継ぐ ヤコブのように血統に拠らない子孫であり、異邦人には養子縁組の霊が下賜される ・神の選民イスラエルとなる 神の名を賛美するため…

王権確立と支配開始の時

黙示録5:9-10 『あなたは屠られ、あらゆる種族と言葉の違う民、あらゆる民族と国民の中から御自分の血で神のために人々を買い取り、彼らをわたしたちの神に仕える王、また、祭司となさったからです。彼らは地上を統治します』。 --------------------------…

アブラハム遺産の相続

詩編2:7-9 主はわたしに告げられた。「お前はわたしの子/今日、わたしはお前を生んだ。求めよ。わたしは国々をお前の嗣業とし/地の果てまで、お前の領土とする。お前は鉄の杖で彼らを打ち/陶工が器を砕くように砕く 詩編47:3-5 主はいと高き神、畏るべ…

聖なる者、神の子ら

『聖なる者』の用例 旧約 出埃:イスラエルは聖なる者となるべき 出埃:祭壇に触れる者は皆聖なる者 出埃:崇拝の什器に触れる者は聖なる者であるべき レヴィ:神が聖なるようにイスラエルも聖であるべき レヴィ:占いに頼る者が居てはいけない聖なる者とな…

肉体という『天幕』に仮住まいする聖徒

ローマ8:15-18 『あなたがたは再び恐れを懐かせる奴隷の霊を受けたのではなく、子たる身分を授ける霊を受けたのである。その霊によってわたしたちは「アバ、父よ」と呼ぶのである。 霊みずから、わたしたちの霊と共にわたしたちが神の子であることを証して…

ローマ書簡での「霊に生きる」意味

ローマ書簡の白眉を第三章と第八章に見出す 特に第八章の前半部分には「霊によって生きる」というキリストの契約に入った聖徒に与えられた超絶的な「命の状態」を説くところで、その以前の数章から論議は準備されつつこの章で一つの山場を形造っている。 こ…

キリストの命を共に生きる聖徒

復活したキリストの命を共に生きるとは 肉に在って死に、霊に於いて生きる「キリストに与えられた者ら」とは - ヨハネ5章 - キリストが復活させる者らとは Joh5:21-22 『すなわち、父が死人を起して命をお与えになるように、子もまた心に適う人々に命を与え…

バプテストの働き

イザヤ40:3-4 『呼ばわる者の声がする、「荒野にYHWHの道を備え、砂漠に我々の神のために、大路をまっすぐにせよ。 諸々の谷は高くせられ、諸々の山と丘とは低くせられ、高低のある地は平らになり、険しい所は平地となる』。 ⇒ ゼカリヤ4:7 ⇒ Mt17:20&Mr1…

雑記録24-1

香油を注ぐ女 ルカ7:37 [ἐν τῇ πόλει]「その都市の中で」 ルカ10:39 [εἰσῆλθεν εἰς κώμην τινά]「とある村に入った」 マタイ21 ロバに乗ったエルサレム入城の後、神殿境内を清めた夜、ベタニヤに宿泊 マタイ26 ベタニヤの癩病人シモンの家で接待を受ける …

無名人の名

古来、聖書中に登場しながら目立たない人物についての付加情報が伝えられている。 信憑性は高くないが、関心が払われてきた痕跡ではある。 ----------------- アポクリファの『ヨベル書』によれば、この女性は実際にはカインの妹で、名前はアワンだった。129…

2300の夕と朝 ダニエル8:13-14

[וָאֶשְׁמְעָ֥ה אֶֽחָד־קָד֖וֹשׁ מְדַבֵּ֑ר וַיֹּאמֶר֩ אֶחָ֨ד קָד֜וֹשׁ לַפַּֽלְמוֹנִ֣י הַֽמְדַבֵּ֗ר עַד־מָתַ֞י הֶחָז֤וֹן הַתָּמִיד֙ וְהַפֶּ֣שַׁע שֹׁמֵ֔ם תֵּ֛ת וְקֹ֥דֶשׁ וְצָבָ֖א מִרְמָֽס׃ וַיֹּ֣אמֶר אֵלַ֔י עַ֚ד עֶ֣רֶב בֹּ֔קֶר אַלְפַּ֖יִם וּשְ…

マタイ24章の臨在の印としての戦争

マタイ24章・マルコ13章の再臨の印としての戦争と噂 『民は民に、王国は王国に敵対して』が世界大戦を指していないとする根拠の一つ『民』も『王国』も単数で語られている。 また、それは世界の終末戦争も意味しないであろう件 四使徒らの問いに答えて マタ…

エレミヤ書の構成と登場者

エレミヤ書概説 預言者エレミヤ自身は、エルサレムに近いベニヤミン領の祭司の街アナトテ出身であり、満25歳、あるいは満30歳になれば父ヒルキヤのようにザドク系の祭司の任職を受ける立場にあったらしいが、そのような記述は見いだせず、若者であった頃から…

任職罪祭

任職罪祭 ◆祭司の任命の牡牛と牡羊の犠牲 出埃29:1- ・牡牛の頭に手を置いてから屠り、その血を祭壇の角に塗り残りは祭壇の土台に注ぐ 腸、肝臓、腎臓、の脂肪を取り、それを祭壇で焼いて煙にする 肉、皮、糞は宿営の外で焼き捨てる ・牡羊の頭にアロンとそ…

マタイ26:28「多くの人々」か「偉大な者ら」か

[τοῦτο γάρ ἐστιν τὸ αἷμά μου τῆς διαθήκης τὸ περὶ πολλῶν ἐκχυννόμενον εἰς ἄφεσιν ἁμαρτιῶν] Mt26:28 形)対男複 大きい、激しい メガレーではない理由? ✖「多くの人々のために」[περὶ πολλῶν ἐκχυννόμενον] [δυναστεύσει ἡ διαθήκη εἰς πολλούς] Dan9:2…

アキュラとプリスカ

アキュラスとプリスカ アキュラスはポントス州の出身で、聖書中で知られる限りでは、クラウディウス帝の時にローマに居て、ユダヤ人であるために退去令を受け、コリントスに移っていた。妻プリスカも夫との関係で少なくともユダヤ教の背景があるものと見做さ…

雑記録23-7

・イエスがパリサイ人の招待により宴席を共にする場面 LK7、11、14 ・単数 Mt24:45 忠実にして聡い奴隷 Lk12:42 忠実で賢い家令 2Th2:3 不法の人・滅びの子 Mt24:15 荒憎者 Βδελυγμα ・タンナー期でのカハルからの追放 ニッドーイ:参加は継続可、三十日間の…

ダニエル9:27「半週の間」か「週の半ば」か

ダニエル9章27節 【新改訳】「彼は一週の間、多くの者と堅い契約を結び、半週の間、いけにえとささげ物とをやめさせる。荒らす忌むべき者が翼に現れる。ついに、定められた絶滅が、荒らす者の上にふりかかる。」 【口語】「彼は一週の間多くの者と、堅く契約…

異邦人が全部救われる時まで? ローマ11章

甚だしく誤解されている箇所 ローマ11章25節 ギリシア語(プレーローマ)「満たす」は何についての充足を言うのか Rm11:25-27 一部のイスラエル人がかたくなになったのは、異邦人が全部救われるに至る時までのことであって、こうして、イスラエル人は、すべ…

エゼキエル書第43章以降の要旨

エゼキエル書第43章以降に関する確認 43:1- エゼキエルは天使に連れられ(外の)東の門に至る 膨大量の水の音のようなものと共に、YHWHの栄光が東方から神殿の建物に入ってきた 天使はすぐに彼を奥の中庭に移動させる すると家の中は栄光で満ちていた 43:7- …

エゼキエル後半註解撰補足 第三神殿の祭儀

註解選揖 律法と異なる規定 ⇒「エゼキエルの異様な文言」 Ezk43:19 ザドク系祭司の任官 牛の子一頭 二日目やぎの雄一頭 祭壇の角に血を塗るEx29:10 コハト系祭司の任官の浄め 一頭の若い雄牛と二頭の雄羊 祭壇の角に血を塗る Ezk43:23 牛の子一頭と、群れ…

エゼキエル後半註解撰

・メシェクとトゥバルの大君である<・・・> マソラでは「マゴグの地の」というのは、ゴグと分離されて書かれ、この詳述は本来のものかが疑われている。LXXでは39:6をゴグと読む <やはりマゴグは「ゴグの地」と解釈される⇒「GG」> ・パラス、クシ、プト …

ルカ21:24 引照密集

Lk21:24 『人々は剣の刃に倒れ、捕虜となってあらゆる国に連れて行かれる。異邦人の時代が完了するまで、エルサレムは異邦人に踏み荒らされる』。 Lev20:23 Ps74:9 Isa1:12 Isa2:3 Isa60:20 Jer2:9- Jer27:7 Jer30:18 Ezc30:3 Ezc33:24 Ezc34:29 Ezc36:3 La…

プロテスタント系教会の正統性の根拠

プロテスタントの基本三大原理 1.聖書を唯一の信仰と行いの規範とする 2.信仰によって義とされる 3.聖職者と教会員の間に根本的区分はない 要件 ・正統的教会(派集団)はキリストの体の一部を構成している。 ・正統か否かは聖書の教えに合致しているところに…

新世界訳聖書のローマ書3:5どうしてこうなったか

The translators of the various languages must have been aware of the errors in the English text of the New World Translation of the Bible. ------------------------------------------ 新世界訳日本語版(1984年) ローマ人への手紙 三章五節 3:5 …

雑記録23-5

七つの目を持つ子羊 『わたしはまた、御座と四つの生き物との間、長老たちの間に、ほふられたとみえる小羊が立っているのを見た。それに七つの角と七つの目とがあった。これらの目は、全世界につかわされた、神の七つの霊である。』黙示録5:6 ・わたしはわ…

ニサン14日開始日

2024:4/21 SUN 2025:4/11 TUE 2026:3/31 TUE 2027:4/20 TUE Ve Adal 2028:4/ 9 SUN bi 2029:3/29 TUE 2030:4/16 TUE Ve Adal

統治体という捏造物

ものみの塔の統括するエホバの証人の最高権威が「統治体」と呼ばれる小集団である。 A governing body は、全米の公立学校に置かれる組織で、校長を含み、その同僚、親の代表、コミュニティと地方自治体からの参加者からなり、「ガバナー」と呼ばれる成員を…