Notae ad Quartodecimani

情報や資料のノートの蓄積

2012-08-01から1ヶ月間の記事一覧

エクソドン

ルカの用いた[εξοδον](エクソドン)の意義についてルカはイエスの帰天の場面をオリ−ヴ山として、マタイ、マルコと異ならせる。この前兆のようなことは、変貌の場面で『エルサレムからの出立(エクソドン)』を述べているのもルカだけである。(9:31)これ…

神は主権を求めるか?「主権」という語の限界

「主権」の概念また「主権者なるエホバ」という翻訳について LF- 教会の教えでは神は人間の為政者が喜ぶように「神は主権者」とすることが「賛美」だとされるらしい。 しかし、それは人間の感覚、それも支配欲や名誉欲に駆られている威張りたがりのつまらぬ…

第二世紀アシア資料

イグナティオス(アンティオケイア・シリア) トラヤヌス帝末期にローマへの護送途中にアジア・フリュギアを通過し、当地のユダヤ的キリスト教を批判エフェソス人」マグネシア人」トラレイス人」ローマ人」 (以上スミュルナで) フィラデルフィア人」スミュ…

כהך

Heb5:8-10 καιπερ ων υιος εμαθεν αφ ων επαθεν την υπακοην· και τελειωθεις εγενετο πασιν τοις υπακουουσιν αυτω αιτιος σωτηριας αιωνιου, Περι ου πολυς ημιν ο λογος και δυσερμηνευτος λεγειν, επει νωθροι γεγονατε ταις ακοαις. [τελειωθεις]「権威…

高等批評 "higher Criticism"

高等批評 "higher Criticism"は、資料説"Documentary Pypotfesis"と共に19世紀後半から20世紀前半に興隆してきた。 旧約学においては、ユリウス・ヴェルハウゼン[Julius Wellhausen 1844-1918]を挙げるべきである。 ジャン・アストリュック(Jean Astuc 1684…

旧約での扱い

「全能の神」(エル・シャダイ)gen17:1 ⇒YHWH 「大能の神」(エル・ギッボール)isa9:6 ⇒ メシア・パウロは「大能の神」に(パントクラトール)の語を当てキリストを描写。(1tim6:15) ・『初めに言葉あり、言葉は神(定冠詞有)と共にあり、言葉は神…

聖句表tr1

■肯定的章句 - ◆父と子と聖霊の名によってバプテスマを授け マタ28:19 ◆わたしと父とは一つである ヨハ10:30 ◆賜物を与えるは霊。務めを与えるは主。働きをなさるは神。 1コリ12:4〜 ◆キリストの恵み、神の愛、聖霊の交わりが、あなたがたと共に 2コリ13…

対話

余白job8:6"αποκαταστησει"あなたの義の住まいも「回復される」。同33:26"αποδωσει " 対JW用論議 ◆聖書の救いは ・楽園となった地上で永遠に生きること ・人間の倫理的欠陥が修復され創造された通りの「神の子」に戻ること◆世界に王国を宣べ伝えるのは ・人…

各書簡冒頭の挨拶文の照会

新約聖書中の書簡における 冒頭挨拶文の照会 - ※ 訳文は全て新共同訳であり、列挙の順位は成立したとされる時期に従った ◆テサロニケ第一 1:1 パウロ、シルワノ、テモテから、父である神と主イエス・キリストとに結ばれているテサロニケの教会へ。恵みと平和…