Notae ad Quartodecimani

情報や資料のノートの蓄積

2019-02-01から1ヶ月間の記事一覧

マケドニア履歴

マケドニアは元はバルカンの西半分を占めるピンドス山地から東の低地平野に進出してきた移動遊牧民族で、ギリシア化はアルケラオス王によって進められた。彼はペッラにゼウクシスという高名な画家を招いて王宮を飾らせ、エウリピデスも呼ばれ、この劇作家は…

「忠実で思慮深い奴隷」の背景

『忠実にして聡き奴隷』についての記述は、マタイ24:45-とルカ12:41-の二か所に有る。 Mt24:47 [amhn legw umin oti epi pasin toiV uparcousin autou katasthsei auton] Lk12:42 [καὶ εἶπεν ὁ κύριος τίς ἄρα ἐστὶν ὁ πιστὸς οἰκονόμος ὁ φρόνιμος, ὃν κα…

教会のキリスト教についての雑録

教会のキリスト教についての雑録 ・目的は何か 信者が神に近付き、是認や親密さを得て、信者については地獄行きを免れ、天国行きを確定させることにある。 <早速、この段階で指摘するべき誤謬が幾つも見えているが> つまるところ、信者個人の益のための宗…

キリスト教宣教に盛られた毒

特にキリスト教の場合信者になれば、救われる、天国行き、成功できる、楽園に行ける、イエス様が自分の中に住んでくれるなどを吹聴されるとすれば、それは本来のキリスト教とは言えない。また、神の全能性も認めてもいない。 なぜなら、神が全能であるなら、…

「この世」という人間の生まれ出る苦悩の世界への対処として

序説試 人は誰も自分から意図して生まれ出るわけではない。 しかも、生まれ出た「この世」という環境は降りかかる諸苦の苦悩と寿命の制約に縛られた場であり、古今東西の人々に空しさを嘆かせてきた。 人生を満足の内に閉じることのできた人は僅かであろうし…