このギュネーは天界のものの様ながら、地的な言葉に結び付けられている。
ヘリオス・セレ〜ネー・アステール共に地への影響を描写するのに用いられるものである。
出産に痛みがあり、より決定的なのは、ゲーに達したものから攻撃を受ける
しかし、それが生み出すものからすればグネーは徒ならぬものである。
ユオスが生み出されてから一定時間が必要とされている。その間ゲーに達したものが攻撃を仕掛けられるが、これはうまく行かないようだ。
しかも、ユオスはスェオスの元に引き上げられ、ゲーに達する者は手出しができないようだ。これはユオスの成員がウーラノーンとガイアとにまたがることを示していないだろうか。
それでゲーに達したものは、攻撃の矛先を変える。
そのために準備されるのがスェーリオンであり、その攻撃は成功する。
これは人類のオケアノスから生じるものであり、人はそれを人間製と見做すだろう。(ひとつの頭の問題は解決済み)
しかし、第一のものは存続期間が短く、そのエイコーンを必要とする。
その目的は既に果たされたからであろう。第二のものはその精神を存続させようとするものらしいが、間違いなくプネウマに関わる重大なものとなる。
エイコーンは三つのアリスゥモスを要求する。
ポルネーの乗るのはどうやらこのエイコーンであるようだ。以下11’08/11訂正〔いや!違う!エイコーンではなくスェーリオンそのものに乗らねばならない大きな倫理的理由がある〕。
最初のギュネーとポルネーはどちらかというと対比されず、後のニュムセーとの対比の方が重要にみえる。
実質ポルネーはニュムセーの構成員を圧迫しているが、ギュネーに対してはこの書を見る限り直接的な行動をとっていないようだ。(失敗している)
(ということは第一のスェーリオンが存在する間にポルネーはハギオイへの攻撃に片棒を担ぐのか?)
スェーリオンもギュネーを攻撃するとは書かれていない。スェーリオンそのものはゲーに達したものがグネーの攻撃に失敗した後に、ハギオイ攻撃のために準備したものである。(ギュネーは数が多いのでは?)
第一のスェーリオンが消えた後に、ポルネーの処理とアリスゥモス要求が起こるようだ。(ギュネーはこれからも守られるように読める。次第に区別が広がってゆくのでは?→次第に身動きが取れなくなってゆくのでは?)
そうなると、ハギオイへの攻撃が成功して(HvW)から、葡萄の穫り入れまでに意外な長さの時間があるようだ。(D23?)(訂正11,10/21 いや、逆に短い。それも数十日以上にならない)
では、攻撃に成功したスェーリオンが何故消えるのか。訂正11’08/17〔いや、消えてはいいないのでは?活動は制限されるが・・〕訂正13'5[やはり一夜で消えるらしい]
42の30が定められているからには、第一のスェーリオンはまったくその目的だけのために存在したのだろうか。13'5[そうらしい]
目的が達成された後、これが無くなり、第二のスェーリオンは第一の意義を認め復活(固定化)させたいと思う。その理由はアリスゥモス要求のようだ。
おそらくポルネーは勝ち誇って両者を推進する立場に上がり、そのためにエイコーン(スェーリオンでなく)の上に座していたと言えるだろう。(ならば、これは大変なことになる、このままでは大半の人が誤解のために呑まれる!いや誤解のようでいて確信なのか)13'5[ポルネーは第一のスェーリオンの上に座さねばならない]
そうであれば、確かにハギオイの血がそこに見出されるだろう。
だが、アリスゥモス要求はプネウマ冒涜である。
したがって、アリスゥモス要求に従うものもポルネーも共に罪せられる理由が生じる。(訂正11’08/17〔聖徒も無傷ではいないようだ⇒不法の人〕)(再訂正12’3/31おそらく聖徒はこの事態に関わらない)
これでゆくと、スェーリオンの消滅の理由は然して重要ではない。それで書かれていないのかもしれない。それは後の歴史が語るだけで十分だろう。
いずれにせよ、スェーリオンは必要とされ、擬似復活(固定化)させられる。
スェーリオンの由来は非人間であるが、エイコーンは人間製でありプシュケーが要る。(それでエイコーンなのか?)(未来を描く?)見えた!ダニエルの意味。スェーリオンとエイコーンを貫通するもの!底知れぬ・・ゲーに達した者はかつての手段を繰り返すのか?(訂正12’3/31「手段」の理解はその通り、但しエイコーンは歩くことができない偶像である)追加14'10.22[歩けないが話すことはできるようになる。冒涜のために]
これらの場面のどこで、プネウマの発現があるのか?
気付くと、ニュムセーの構成員には、地上で華やかな勝利を得る場面が最後までまるで無いということであり、それは相当な覚悟を要することが分かる。(12’3/31発現はかなり以前である)
字面の上だけでもたいそうなことだが、事の結末を見る世代は身をもってこれらの恐るべき出来事に遭遇するだろう。いったいだれがその時代に生きたいと思うだろう。
だが、困ったことにその世代が我々である危険性は小さくもないようだ。
感想:この辺りの見通しは悪くない
追記12’3/31:ギュネーにはより深い内容がダニエルに盛られている。イザヤにはふたつの概念にそれが込められている。
追記14'10/22:ギュネーについてはイザヤもミカもゼカリヤなども同一のものを指しており、黙示録もそうである。その子に当たる者も一貫して「契約の子」であり、シオンの娘ということになる。この件を説明するには、ギュネーから始めることが最も誼い。
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