◆予想される世界情勢
契約に預かる『聖なる者ら』が現れる終末の時期には、世界は二つの覇権国家の勢力争いの渦中にある(ダニエル11:27-/29)。
ダニエル書に於いて、それらの覇権国家は『北の王』と『南の王』と呼ばれる。
北の王は軍備の量で南の王を圧倒できるらしい。(ダニエル11:40)
終末が幾らか進んだ時点で、この王は相当の支配権を確保する。それは自らが提唱する権力の集合を可能にする。(七つ頭の獣)
しかし、北の王はある時期に突然の権力の崩壊を経験することになる。それに助力するものはいないので「危うい覇権国家」といえる。(ダニエル11:45)
北の王は『聖なる契約』に逆らい誹謗する、これはアンティオコス・エピファネスを表象とする。(ダニエル11:30)
そこで特殊な権力『腕』*を起こし、これが『聖なる者ら』を攻撃して彼らによる『常供の犠牲』を絶えさせ、やがて滅ぼすことになる。これはエピファネスの行動を先読みし、そこから終末の存在を暗示している。(ダニエル11:31)ダニエル11章後半にはグラデーションがかかっており、これは史実が入り乱れてかなり難しい。⇒ ダニエル第11章の歴照合と解釈
<この特殊な権力とは、新たに登場する諸国の権力の糾合で、今日の国連のように惰弱なものではないらしい>(黙示13:1-8)
エピファネスを象徴する『北の王』は、『契約を離れるものを顧慮し』、『荒らす憎むべきもの』を立てる。これが偶像を指すことは申命記7章など正典だけでなく、マカベア第一1章にもヘブライ文化で習慣的に扱われていることに明白である(ダニエル11:30-31)
北の王は、何らかの知らせに驚き、飾りの山に対してその手前(ダニエル11:45)(象徴のシェフェラの台地)に布陣するが、これはセンナケリブの故事に整合する。(イザヤ36-)
これは『シオン』に対する軍事的恫喝であろうが、突然の権力の崩壊を経験し『彼を助ける者はない』。権力が倒れる際には国際的孤立が見られることが強調されている。『飾りの山』おそらくは『シオン』は守られる。(イザヤ37:33-37)
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その後、非宗教の『北の王』の立てた『腕』つまり『七つの頭を持つ野獣』は、明らかにキリスト教の背景を持つ『二本の羊のような角』を持つ『南の王』の顧みるところとなり偶像化する(黙示13:11-18)憎むべき
このキリスト教的な『第二の野獣』である覇権国家は『第一の野獣』を崇拝させるために『像を造る』しかもその『像は話すようになる』つまり生ける偶像、自ら情報を発信する人格的存在となることが示されている。文脈はそのまま『666』に至っている。それは『人間の数字』というがエイレナイオスはこれを特定の人物としており、当時の者ではないと註解している。6の繰り返しは「終了」への警告となっているらしい。
諸国家が『ハルマゲドン』の戦いに集められるには、『荒らす憎むべきもの』また『偽預言者』『不法の人』の使嗾があり、それはこの『腕』また『小さい角』が偶像化され、強力な宗教として現れるのを待つ必要がある。
しかし、『聖徒』が地上を去った後の期間は長くない。三年半に比べても非常に短いらしい。(ダニエル12:7)。
その時に天使長ミカエルが立つが、そこでキリストの臨在は顕現を迎えるらしい。(ダニエル12:1)
ミカエルの行動はアッシリアの滅びとの関連を持つのか、その直前の事象が関係するのかも知れない。アッシリアが滅ぶ前に聖徒は死んでいる。従ってミカエルの行動はそれを待つ必要がある。聖徒の死からダニエルと黙示録とを照合するとミカエルの決起まで『三日半』である。これが世界の終りまでの時を指しておらず聖徒の召しについて述べている。この後に『七つの災い』が続くが、その間『大いなるバビロン』は存続してはいる。アンチクリストが攻勢に出る時『大いなるバビロン』が突然に滅び去る。ただ、ダニエル12章は情報が少ないのでこの辺りの前後関係を知らせる何かが要る。
<長文を編集中に「はてな」の構造により消されてしまったので、今後数週間かけて再執筆>と一度は考えたものの、別の資料にまとめることを考慮中
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『シオン』は子らを生み出すまでは妨害を受けるらしい。おそらくマゴイに相当する者らが出るのだろう。(おそらくあの人々なのだろう)
Mic5:3=Rev12:4・15/Act8:19
また、聖徒が現れるまでに迫害など多くの苦労があるらしい。(時系列では生まれた直後には迫害する企ては起る)
但し、子らが生まれた後の三時半の間、女は『荒野の場所』に保護される。その間サタンの注意は聖徒に集中する。
しかし、三時半が終わると、『シオン』は北の王と小角から恫喝を受けるが、これは敵の崩壊により助けられる。<小角の寿命は聖徒より幾分後から始まり、その分後に終わる>
この間、『不法の人』が増長され、『大いなるバビロン』は聖徒の言葉と、この新たな宗教によって激しく衰退する。<おそらく、『違背』というのは『背教』の事なのだろうから『滅びの子』とも言える>
<この辺りの順序がやや不明。バビロンを倒すときに小角は存在しているのか?>⇒していない
バビロンが去ると*去る以前に、世論は不法の人の側であるハモナとシオンに二分され、いよいよ諸権力への使嗾が始まる、その張本人がマゴグの地のゴグであることは多分そうであろうと思える。その期間は三時半に比べてかなり短いらしい(数か月?)。シオンが象徴のイヴリートになることはまず間違いないようだ。そこでニムロデのニュアンスは終末にまで影響する。
シオンの保護が解かれる時、アッシリアが侵入する。どう考えてもハナシームは聖徒ではない。しかし今、その答えは必要としていない。その時に分かればそれでよい。
多分、ゼカリヤのあれはここで本当に起るのかも知れない道理が出て来た。
もう一つ考えられるのは、前後関係からすると聖徒が天界に去って直後でもあるので、シオンに秩序を与えるための「王」ではなく、人間の「君侯」を七を越える人数、つまり、地上の世話に十分な者らを備えるということであるかも知れない。
ゴグはマゴグの中心的存在でありマゴグの全体をリードする。
マゴグは政治的であるよりはどちらかと言えば宗教的集団を構成するらしい。おそらくは脱落聖徒らであると思われる。偽の12部族から新エルサレムか?南方30kmくらい
エゼキエル後半には多くの罠が仕組まれている。まさにゴグとマゴグはその言葉によってその者となるらしい。その活動の場、至高の玉座としての第三神殿の建設も誘っている。第四十章以降には設計や祭司の職責だけでなく妙な句が度々出て来るが、そこで神は明らかに怒りを持っている。
それだけでなく大きな罠が準備されていてキリスト教だけでは済まない。かなり多くの人々が既にその罠に堕ちている。それに気付いても自ら出ないのだろうと思える。その鍵として「地上再臨」と「三位一体」が挙げられる。
そこで『暗がりで話した事を真昼の光の中で宣べ伝えよ!』誰であれ語る者は『黒金の柱となるべし』ここまで来るともう好奇心では済まされないが・・
『大いなるバビロン』の滅びにはゴグによる内密の企てが関わっているので、あの女は終末の更に大変災の門口まで存在し続けている。そこで七つの鉢の災いが終わる辞典でまだ存在を確認できる。しかし、すでに大河の水は引き、その権威を守る座は揺らいでいる。
誰であれこの秘密を聞いてしまうと、まともな精神の持ち主であればとても内部に留まってはいられないので、相当に凝り固まった宗教家だけが残るように思える。
『二倍の復讐』となれば、彼らの生命の安全は望めないのではないか。
それから『わたしの民よ、あの女から出でよ』という神の民とは、時系列からして聖徒では有り得ない。
キリストが二つの民が一つになることを祈り、旧約でも『YHWHはあなたの神となった』とシオンに言うところで、信徒の群れがおそらく聖徒後に神との何等かの関係を深めるらしい。
しかし、シオンに『流れのように向かう』諸国民と『シオン』とは別物と思われる。その理由のひとつは、大患難の最終的な災いである疫病の最中にも、なお信仰によって転向する道が開かれていることの示唆をキリスト自身がモーセの銅の蛇を通して与えているからである。
⇒ 「終末の北の王」
⇒ 「マゴグの地のゴグの素性を暴く」
「個人の救いは神の選びによるのだから黙って居ろ」とわたしに命じる御仁があったが、その「救いは神の選びによる」(カルヴァン派か)との不可知的前提自体が倫理に悖り、神は人間に不公正振る舞うと言うに等しい冒涜ではないか。(大半のキリスト教派は神を高めているつもりでその象りである人間を卑しめる。ルターの奴隷意志論は誤謬というほかない。)
「信仰は神の恩寵」などという輩も同類であり、信者を持ち上げ特権意識を懐かせてキリスト教のパリサイ派を量産しているではないか。
神の自らの象りを尊重されるゆえに自由意志を多大な犠牲を払って担保されてきた。その犠牲の最たるものであるキリストも救いを可能な限り広げようとの意志を表明されている。然るに、「信者の救い」を唱える旧来の教会も宗派もおしなべて信者の安泰を喜び「他者の滅びを是認する」ところで内心に差別意識すら持っているのであり悪魔的との批難も免れまい。それは到底キリストの精神とは言えない。
あるいは、ユダ、レヴィというのは聖徒の悲しみを言うのかも知れない。
ただベニヤミンが居ない
エフライムに問題があるのもダンに怪しい前歴があるのも読まば分かる
ベニヤミンはギベアの日からの罪と、それに対応するシャウル王とヤベシュ・ギレアデに何かある。それと同名の使徒。
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