Notae ad Quartodecimani

情報や資料のノートの蓄積


Ps48:1-3 【主】は大いなる方。大いにほめたたえられるべき方。その聖なる山、われらの神の都において。高嶺の麗しさは、全地の喜び。北の端なるシオンの山は大王の都。神は、その宮殿で、ご自身をやぐらとして示された。

Isa14:13-14 わたしは天に上り、王座を神の星よりも高く据え、神々の集う北の果ての山に座し雲の頂に登って、いと高き者のようになろう」

メソポタミアのムル・アピン粘土板に66の星座が記録されている(前6c)エンリルの道、アヌの道、エアの道に大別される。星宿の名称には多くにシュメール語があてられている。しかし、現状で最も古い星座の記録はアモリ人による。オリオン、大熊が別名で記載あり
ヨブ記の星座は同定されていない。前12c以前(アーシュはおおぐま、キマはプレアデス、ケスィールはオリオンとも)これはアモス5:8に再出(前800頃)
これらがエジプトを経由してギリシアに伝播した。前1100年以降のカルデア人の星座はギリシアに伝わっている。
ホメロスおおぐま座、オリオン座、うしかい座に言及(前5c)

磁北は常に変化しているが、地軸は、公転の影響を受けないため、常に一定の方向を指す。それでも、地軸の歳差運動の周期は約2万5,800年である。このため、北極星に該当する恒星も相対的に変化しているように観察される。
北極星:紀元前2000年代にはりゅう座α星が天の北極近くにあり、エジプトのクフ王のピラミッドに北向きに作られた通路は当初、この星を向いていた。紀元前1100年頃にはこぐま座β星であった。現在のポラリスこぐま座α星)は、西暦2100年頃、もっとも天の北極に近づく。
史記』封禅書では謬忌なるものが漢の武帝(前141-97)に太一を祀ることを進言しており、そこでは太一を天神の尊きものとし、太一の補佐を五帝としている。以後、太一は天の中心に位置する北極神と解され、天皇大帝昊天上帝といった至高神と同定されることもあった。後漢の鄭玄(129-200)は『易』の注釈において太一を北辰(北極)の神とする。「紫微垣」(zi wei yuan)は、夜空の最も北の部分を占める。古代中国の位置から見ると、紫微垣は空の中心で他の恒星に取り囲まれているように見える。

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第二アダルの挿入は必要に応じて三人のラビによる法廷が決していた(トフセタ・サンヘドリン2:1)
その後、19年に7回のメトンを採用し始めた。(これは随分と最近、つまり中世以降ではないか?)
今日のユダヤ年数の数え方は二世紀に遡る「セデル・オーラーム」(諸国の年代記)に基づき、1240年9月までを5000年と解釈した。
新月の朝の祈祷ではハツィ・ハレル(半分のハレル)が朗読される。(詩113-114/117-118)これにムサーフが加わる。

ラシ(ラビ・シェロモ・ベン・イツハク1040-1105)はブドウ園経営者であった。マイモニデスは医者である。
ユダヤ教では、生業に従事しながら学ぶという姿勢でキリスト教のような専業僧職者でラビ階級というものは避けられた。これを「トーラを鋤としてはならない」と言う。
しかし、ラビの仕事が増えるに従い、専任者が必要とされるに至り、イェシヴァ(原義「座る」)の教育課程を修了することでラビ職が与えられるように変化した。
しかし、ラビに求められる職務は牧師に順じ、冠婚葬祭と司式である。それでも、ラビの臨席がないと行えないということはなく、代理人を立てることができる。比較的に大きい会堂では「ハザン」と呼ばれる祈祷先導者がラビの補佐を行う。


新年のショーファールは審判の合図であるだけでなく、捕囚民が帰還する印として鳴り響くことを願う。(isa27:13)
イサク献供は神殿の捧げ物の有効性の根拠と理解されている。その功績がその子孫の祈りを有効としているととる。
ヨムキプルの最後はネイラーの祈りがあるが、これは「ネイラト・シェアリーム」の略で(神殿の)門の閉鎖を意味する。それからショファールが吹かれて贖罪の日を終える。

妻を持たない男は喜びなく、良い事も無い生活を送る(イェヴァモート62b)
ユダヤには儀式的沐浴があり、その水は人工的に集められたものであってはならず、自然に集まった水の中に身を沈める。これを規定したトホロートはパレスチナ以外で守ることは難しい。自然に集まった水は『生きた水』という。貯水槽の水はそうは呼ばれない。泉や川から汲まれた水でなくてはならない。(Ezk.Zec.Revの水がそうでは?ヴェート ハショエバー?)

子供のない未亡人はハリツァーの儀式の後に結婚ができる。
服喪者の唱えるカディシュは(「聖別」のアラム語)これはシドゥールの中にある。主の偉大な御名が新たな世界で高められ聖なるものとされるように・・・





オーラームには「世界」の意もあるか


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