Notae ad Quartodecimani

情報や資料のノートの蓄積

復活に関わる誤解

                                                .


・神はご自分の忠実な僕たちのことをまさしく完全に覚えておられるので,彼らを復活させ,その複雑な遺伝情報や一生の間に蓄えた記憶や経験のすべてを含め,あらゆる詳細な点で同一の人間として再創造することがおできになります。95

・復活について考えてみてください。人を再創造するために,エホバはその人のことを極めて精細に知っておられるに違いありません。わたしたちを非常に高く評価しておられるので,わたしたちの複雑な遺伝情報や一生の間の記憶と経験など,あらゆる事柄を細部に至るまで覚えておられます。03


遺伝情報をもとに人を再生させるとすれば科学的にも矛盾が出る
また、パリンゲネシアは聖徒の復活についてのみ語られてはいないか?

[παλινγγενεσία]二か所のみ;Mt19:29&Tit3:5
(なぜ新世界で、テトスの句ではこの語を訳さないのか?)
[新しい誕生、刷新、再生、すべての物事の輝かしい変化、始祖の享受した状態への回帰、(ユダヤ的に→)メシアの出現による変化、捕囚からの帰還、(古典)キケロの幸運な立場の回復について]
やはり、一般の復活を含めた意味ではこの語は用いられていないと結論してよいようだ。それは聖徒にのみ用いられているようで、それだけ人の復活に勝る肉から霊への転換の異例さが強調されているのだろう。


●「ご自分のみ手の業をあなたは慕われます」job14:15
復活は遺族のためか?

人がどれほど故人を偲ぶとしても、復活は人間同士のつながりのためのものとはならないのでは?
(人の最も重要なつながりは創造者とのもの)

人の復活を、交友の再開のためのように語ることは、故人を偲ぶ信者へのリップサーヴィスにはなっても、創造者の権利を低め、裁きの権威を中傷するようなことにならないか?

創造者の権利は原初のものであるから、人の感情に勝らなければならないのでは?





                             .