Notae ad Quartodecimani

情報や資料のノートの蓄積

イザヤ書60章以降のメモ

60章 話者は預言者
光を放つべき女とはシオンに相当する⇒14.聖なる方のシオンと呼ばれる
息子、娘の召集が女に対して掛かる
この女はエルサレムにも相当する⇒62:1 シオンとエルサレムの言い換え
荒廃した状態から引き上げられる⇒銅に換えて金
諸国民からの益を得る
シオンに仕えない民は滅びる
太陽も月もそれらの光を必要とせず夜もない
嘆きの日々は終わる
門は開かれたまま
あなた(女)の民は地を所有する
小さなものが千となり」は女の民を云う


61章 話者は神の霊を受けたもの(イエスが自身に適用)
シオンを嘆く者らを割当て美しくする
祭司とされる「あなたがた」(61章初出)はシオンのようにもとれるが、「あなたがた」は、その羊の群れを世話する「よその者」とは別の存在(この羊は何か?)
「あなたがた」には「恥」に代えて二倍の報酬と喜びを受ける
8「わたしはYHWHは公正を愛し、不義を憎んだ」をパウロは引用か?
「彼ら」(61章初出)は報酬と契約を得るが、彼らのの子孫は人々に知られ、彼らは祝された子孫とされる
10以降、話者は再び神に祝された者 (8のYHWHは真正か?)


62章 話者は引き続き神に祝された者
そこで「シオンのために黙っていない」という「わたし」とは神ではない
女の栄光の時、新たな名が与えられる
「神の手にある美しい冠」とはシオン⇒4捨てられた女とは言われず
エルサレムよ」と城市名でも呼ばれ、城壁に見張りが置かれるが、神がエルサレムを地に賛美として置くまで黙っていてはならない
その手の糧は空しくならない
エルサレムは門を出て道を設け、諸国民への旗印を掲げよ、その娘の報酬と救いが来ると云え
娘らは聖なる民と呼ばれ、シオンは捨てられない城市と呼ばれる


63章 話者は神に祝された者(預言者でもない)
エドムの罪に対して酬いをもたらす滅ぼす者
ひとりで酒船を踏む(未だ聖徒の召集はない段階)
わたし」に買い戻される者たちの年が来たので、復讐は我にあり
6諸々の民を踏みつけ」と頭書の酒舟で裁かれるエドムは別物?
10以降は歴史上のイスラエルに話題が転換している
彼らの内に聖霊を置いた方はどこか

15節以降の話者は複数であるが、何者か?「あなた」と呼びかける相手は神YHWH
おそらく、諸国民を
わずかな間、その民は所有物を持った、敵対者が来て聖所を踏みつける
(Jer49/Obd)


64章 「あなた」は神、「わたしたち」はイスラエル
シオンとエルサレムの荒廃を嘆く
徴がないゆえに低められた状態にある



65章 話者である「わたし」は神YHWH
イスラエルに終日手を伸べても強情であるので、「呼び求めたことのない民にわたしを尋ね求めさせた」
「あなたがたイスラエルYHWHを捨て、聖なる山を忘れる」
13節以降、話者は預言者「我が僕は食するが汝らは飢える」「あなたがた各人は死に至らせるが、僕らは別の名で呼ばれる」「自らを祝福する者は信仰の神によって祝福」
「新しい天と地を創造する、エルサレムとその民を」「聖なる山の祝福、木の日数のように」


66章 話者は預言者神を代弁
「霊に悔やむ者にわたし(神)は注意する」
「嫌悪すべきもの(偶像)を選び喜ぶ者らは聴かず」
「神はあなたがたの悦ぶ仕方で現れ、彼らは恥をかく」
「神殿から神が返報する音がする」「彼女は陣痛の前に男児を生んだ、地と民は一日にして生まれた」
エルサレムを愛し、共に悲しむ者は彼女と共に歓喜せよ」「あなたがた(聖徒)は乳房から飲み満ち足りる」「YHWHの手は僕らに知らされるが、敵は糾弾される」
YHWHは火の論争を起こし、肉なる者らを攻める」「わたし(神)はあらゆる国民と国語とを集めるために来る、彼らの内に徴を置き、逃れた者らを遣わす」「それはわたし(神)について聞いたこともない者らに」「彼らはあなたがたの兄弟を供え物としてエルサレムに連れて来る」「わたし(神)は、彼ら(聖徒ではない)からも祭司らのためにとる(祭司やレヴィかは不明)」「あなたがたとその子孫の名も存続し続ける」
「あらゆる肉なる者らが新月安息日毎に入って来るが、違反を犯していた者らの死骸を見る。」

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なおわたしは彼らが敵の国におるとき、彼らを捨てず、また忌みきらわず、彼らを滅ぼし尽さず、彼らと結んだわたしの契約を破ることをしないであろう。わたしは彼らの神、主だからである。レヴィ26:44





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