Notae ad Quartodecimani

情報や資料のノートの蓄積

聖徒を汚すもの

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予型であるイスラエルへの呪いを求めたモアブの王バラク
その呪いを引き受けようとして失敗し、別の方策を進言したバラム

バラムは報酬を願ったとされている
一度YHWHは明確に同行を禁じたが、二度目に尋ねることにおいてそれが表れている。その二度目でバラムに同行を許したYHWHはその時点でバラムの罪を矯正するのを止めた。

しかし、「怒り」天使を派遣して殺すところであった。
ロバの物言いは、バラムの置かれたこの状況を彼に教え、後代に注意を促すものであったようだ。☆

1.欲得によって神の是認された者らを呪い汚すことは失敗すること
2.直接の呪いはできなくても、神の是認するものを堕落させることはできる


バラムの末路はミディアン人の敗北の時に共に死ぬ。
彼はアラムに帰っていなかった。
ピネハスの率いる軍であったが、ミディアンの女らを活かしておいた(?)
(既に祭司制度が機能していたが、祭司職にあるものが軍を率いた⇒潔斎か?)


☆ユダイスカリオテの場合、直接の警告は無いようだが、イエスは何度か「すべてが清くない」「一人は裏切る」と述べていた。
しかし、ロバが物を言うほどにはっきりと介入してはいない。
両者の共通点は、神に近い立場から利得を得ようとし、その犠牲は聖なる者であった。

慫慂する者あり:モアブの王バラク&祭司長派の領袖


cf
「聖なる契約を離れるものを気遣う」猛悪な王
「狡猾な言い回しで背教に誘い込む」
「知恵あるものの中からも離れる者が出る」


対型
聖徒を害したい者:A
神に近く貪欲な者:B
攻撃対象(聖徒):C
脱落する者:D


A:バラク/祭司長派/猛悪な王(不法の人[躓かせる者]?)
B:バラム/ユダイスカリオテ/?(経路となる者?)
C:イスラエル民族/イエス・キリスト/神のイスラエル
D:2万4千人/?/脱落聖徒

上記「経路となる者」とは単にユダイスカリオテだったのか?


ペテロ・ユダの手紙からは
バラムはエクレシア内に居る肉的な者ら
黙示録は
ペルガモンのエクレシアに居るニコラオス派信奉者に適用
「躓きの元を置き、偶像崇拝と不品行を犯させる」(バラムの教え)
(共にバラクの対型は不明)


脱落聖徒
「あなたの名において予言し、大いなる業を行わなかったでしょうか?」
「これらの事柄を習わしにするものは神の王国を受け継がない」
「外の闇で歯軋りする」
小麦と雑草、引網の例え














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