Notae ad Quartodecimani

情報や資料のノートの蓄積

主の死

「恥をものともせずに」Heb12:2
「死の苦しみを味わい耐えたので、栄光と冠を与えられた[完了]のを見る」Heb2:9
「死の力を持つ者、すなわち悪魔を、ご自分の死によって滅ぼし、死の恐怖のために一生涯、奴隷となっていた者たちを、解き放つためである。」Heb2:14-15
「イエスは、神のみまえにあわれみ深い忠実な大祭司となって、民の罪を贖うために、あらゆる点において兄弟たちと同じようにならねばならなかった。」Heb2:17

「自分を無にして、僕の身分になり、人間と同じ者になられました。人間の姿で現れ、謙り、死に至るまで、それも刑木の死に至るまで従順となられた。」Ph 2:7-8
アベルの血よりもすぐれたことを語る注ぎかけの血」Heb12:24
「世の支配者が来るからである。だが、彼はわたしをどうすることもできない。」or「彼はわたしに対して、なんの力もない。」Jh14:30
「というのは、多くの子らを栄光へと導くために、彼らの救いの創始者#を数々の苦しみを通して完全な☆者とされたのは、万物の目標であり源である方に、ふさわしいことであったからです。」Heb2:10 #αρχηγος(導き手) ☆τελειοω(完成させる/目的を仕上げる)
「罪を犯す者は、悪魔から出た者である。悪魔は初めから罪を犯しているからである。神の子が現れたのは、悪魔のわざを滅ぼしてしまう#ためである。」1Jh3:8 #λυω [壊す、分解する、溶かす]
「わたしたちを責めて不利におとしいれる証書#を、その規定もろともぬり消し、これを取り除いて、刑木#につけてしまわれた。」Col2:14 #[χειρογραφον]「権利証書」(貸借契約等の、英文で「手書き」を含意)☆[σταυρος]
「そして、もろもろの支配#と権威☆との武装を解除し、キリストにあって凱旋し、彼らをその行列に加えて、さらしものとされたのである。」Col2:15 #[αρχας]☆[εξουσια](四騎士の管轄権、悪霊を駆逐する権威等で使用済)

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・キリストはその死を通して何を成し遂げたのか
・被造物(人間)の忠節を神は試し、その行動を見るのか、それとも信仰を試すか
千年王国の間に神に対抗する権威を無に帰せしめるなら、その後のサタンの現れは権威を持たないのか
・復活する者は罪を持って千年期に現れるか
・人はヨブのように道徳的になれるのか

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「それは御子を信じる者が、ひとりとして滅びることなく、永遠のいのちを持つためである」
という言葉をただ有り難がっていてはいけない。なぜなら『ひとりとして滅びることなく』とは、人が滅ぶものであることをも指しているからであり、イエスは確かに世を裁き永遠の処罰を下すとも聖書は再三述べている。そこでイエスは世を裁く根拠も終末に明示するとも言われる。そこで人は神とこの世がどう敵対しているかを理解しなければならなくなり、その概要を事前に把握できることの方が言葉に酔っているよりよほど重要ではないか。
また、自分は救われるなど思うべきでない。なぜなら裁きは行われていないからである。この世は未だ終末に入った様子を見せていない。そのしるしが即ち聖霊の降下である。

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どの福音書もメシアを聖霊バプテスマユダヤ人に施す役割がもれなく伝えられている。福音書のメシア到来の役割はユダヤ聖霊を与える方であった。
復活後のイエスは弟子らに聖霊が降ることを再度予告し、また息を吹きかけてもいる。
聖霊降下は自我を失うものではなかった。(今日の聖霊派は自我を明け渡すときに超自然の事が起こるという)
新教の教派は、聖霊派に対して『異言はやみ』とあるのだから初代の時代に幾らか在っただけの印だという。
だが、これは神の是認がイエス派に移ったということだけを意味するものではなかった。(霊と真理の崇拝を可能とした)
旧教派は霊の奇跡が続行していると解し、悪霊の介在するような「奇跡」を認定さえし、「聖者」への列聖を止めていない。
聖霊の賜物はそれを受けた者らが王国を相続することの印であり、聖なる民であることを表していた。この理解を保つ宗派は見受けられない。
聖霊の奇跡の賜物が例え初代以後に存在しないと仮定しても、聖霊あるところに真理の知識があるはずであり、その者の教える教理に訂正の必要なく、しかも斬新な理解に達するはずであり、且つ、誰も論駁できないほどの説得力をもって、為政者と対峙するとも予告されている。





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