Notae ad Quartodecimani

情報や資料のノートの蓄積

回復

捕囚期年表(再掲)

-LF- まず時代感覚としては ヒゼキヤ 前740-687 に対して キュロス 前600-529 イザヤの預言から180年ほど ------------- <627>アッシュール・バニパル没 <625>ナボポラッサルがバビロン王を宣言 <616>バビロニアはメディアと同盟しアッシリアに対抗する <612…

新しい契約へのエレミヤの宣告

・新しい契約についてのエレミヤの宣告- その心をかけてわたしに近寄ろうとするその者は誰か 彼らは泣きながら来る、私はその嘆願と共に彼らを連れてくる わたしは彼を近付かせ、彼は必ずわたしに近付く わたしは正しい道によって彼らを水のある谷へと導く、…

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YHWHはヤコブを憐れみ、再びイスラエルを選び、彼らを自分たちの土地にいこわせる。在留異国人も彼らに連なり、ヤコブの家に加わる。国々の民は彼らを迎え、彼らの所に導き入れる。イスラエルの家はYHWHの土地でこの異国人を奴隷、女奴隷として所有し、自分…

回復の預言6

十二預言書からの「回復の預言」ミカ書 ミカはユダに属するシェフェラのモシェレト出身。前8世紀770-717年の預言期間。イザヤやホセアにやや遅れながらもほぼ同時代とも言える。イザヤの有名な第2章の句はミカ書中第4章で共通しており、共に「回復」を宣する…

回復の預言5

エゼキエルは第一次捕囚の中にあって神の霊を受け、民族の直面する災いの意味を流刑囚に知らせる役割を負った。糾弾と災いに続く災いを描き出すその預言は全体として重苦しく陰鬱な調子が続くが、苦悩の波頭を越えてゆくと、遂に輝かしい神の崇拝の幻視に至…

回復の預言3

イザヤ書は終わりに向かって高揚の度合いをますます上げる。その内容はけっして第二神殿期のいずれにも当てはまらないほど栄光に満ちている。 そこでは子らに恵まれるシオンの姿を超え更なる将来を描き出す。 - Isa Chap,60-66 & others 60章の全体 女よ起き…

回復の預言2

前頁からの続きだが、「回復」に関する預言はイザヤ書だけでも相当数に上る。ときおり第三者の発言が入るところは神妙である。これらのすべてがバビロン捕囚の回復で成就したとは到底思えない。請け戻される民の「聖性」は極めて高く、語られた内容そのもの…

回復の預言1

預言者たちの「回復の預言」は本来バビロン捕囚後の事態に関わるものであった しかし、その過去事実に収まらない内容が多いことも拭いがたい。 これらの預言は二千五百年を経ていまだユダヤに起こってはおらず、なお将来の成就を待っている。 その言葉の量は…